メガネのフレームと自分の眼(まなこ)

a-dach2006-09-01


誰が何買おうが皆さんには知ったこっちゃないのが世の常ですが、メガネ買いました→

"glassense"っていうデザイナーズブランドの"Brim"っちゅう一品です。

店頭で見て一目惚れ。新宿高島屋店の店員のおねーさんにも一目惚れ。


でも買ったのは諸事情によりショジョジによりジョジョの奇妙な冒険して池袋西武店。


池袋店で現れるはバーコードにポマード塗りたくってこれ以上見苦しいヘアスタイルはないというセッティングをしたおっさん店員。
どーせならキレーなお姉さんから買えよ、オレのバカ。と後悔するの図。


フレーム¥31,000 + レンズ¥16,500、締めて¥47,500なーりー。
っていうか、てっきりレンズ代込み込みプランかと思いきや激しく別売。っていうかそれむしろフツー。


何つーか、細い・エレガンスな流線型シルエットのフレームがレンズ周りをつながり切らない歯がゆさ加減を醸しながらもそこがかえって大胆な思い切りのよさを演出するという巧妙さにわたしのハートはがっちりわしづかみにされ、脳内物欲センサー、絶賛大稼動。


今年の明けごろに3プライスカジュアルメガネ系デビューを果たした自分にとって初の(値段的に)気合入りメガネとしてセカンダリーグラスになることとあいなった。

しかし、周りの評判はすこぶるよろしからず、フレームサイドの空いた空間をして「あれ?メガネ壊れてない?」呼ばわり。

よって、セレクト・コンセプトを「壊れかけのレィディオ」よろしく「壊れかけのメィガネ」と据えてひとり悦に浸ってみることにする。わけわからん。


材質はチタン。カラーリングは今回購入したチョコレートブラウンを含め全4種類。

他3色はネイビーネイビーとミントブルー、キャラメルゴールド。


購入前はネイビーが第一候補であったが、ネイビーの濃さ加減はキリリと引き締まった印象を顔面周りにもたらすものの、フレームのラインがくっきりしすぎる嫌いがあり、見ようによっては「徹マン明けですか?」と言われかねないくらいのクマが目の下に浮かび上がる様相を呈すため、ドタンバで却下した。

ネイビーに比ぶれば、やや輪郭の線がぼやけるチョコレートブラウンを選んだ次第。


まぁこの辺は人それぞれの肌の色に負うところも大きいだろうが、わたしの場合は新宿高島屋店で試着したときにおねーさんから「あっ!茶色似合うじゃないですかー」という思いっきりベタなセールストークをお見舞いして、それがボディブローのように響いた結果のところのものであることは否めない。


池袋西武店のバーコードが「それは東京メガネのオリジナルブランドですよ」とか頭のJANコードをポマードでてかてかさせながらかました発言により、東京メガネプロデュースによるところのメガネであることが判明。

よくよく見たら確かに東京メガネじゃん、この店舗。気づけよ、自分。


その途端、私の脳内では「メガネーは〜♪かーおのいちぶ〜です♪だかーらートーキョーメガ〜ネ〜♪」というオシャレメガネからは遠くかけはなれたビミョーなメロディがエコー・エフェクトを伴ってリフレインを起こし、購買意欲を一気に急降下せしめる。ちなみに「だかーらー」の部分で坂本冬実の津軽海峡冬景色ばりのコブシが効いていたことは言うまでもない。


そこにすかさずポマードがミウラリエコさんがデザインしたんですよ」とセールスポイントと思しき売り文句を誇らしげに繰り出すものの、メガネにとってのミウラリエコ、ミウラリエコにとってのメガネが自分にとって一体いかほどの訴求力を持ちえるのか大きな疑問符がつき、さらに購買意欲を減退させてくれる。つまりは「だからなに?」状態。


しかし、結局のところ、わたしがこのメガネを選んだのは、このメガネのフレームが私の顔に刻まれた目の形状や細さ・長さに程よくマッチしていたからであり、それが決め手となった理由というのは要するにわたしがメガネのフレーム選びで重視するところのものが「どれだけフレームの形状や線の細さが自分の目のそれと合っているか」にあるということになるのだが、そういう選び方ってどうなんだろ?

メガネって、もはや自らの力で外界を見渡すことのできなくなった自分の目の代役であり、よって、メガネをかけるという所作は自分にとってのもう一つの目をつけるという意味を成す、という論理的につながってるんだかつながってないんだかよくわからない理論によって、わたしはメガネフレームの選定基準を「自分の目とのマッチング性」に求めるのだが、皆さんはどんな感じでメガネ選んでますか?。

まぁともかく、おいらの買ったBrimクンは、それなりに高かったこともあり、言葉に言い表しようのないスマートな立体感を顔に与えてくれるなかなか満足度高な代物となり申した。ファーストに買ったカジュアルメガネはもはや平面的で面白みのないフレームに見えてしまってお蔵入り状態。


glassenseブランドには今回ご紹介したBrim以外にもいくつかラインナップがあるのでもし気になる方がいらしったら公式ページを参照されたし↓


http://www.tokyomegane.co.jp/glassense/


東京メガネ全店で扱っているわけではなく、店舗が限られているのでショップリストも要チェケラ。